日々のこと

コーヒー屋でコーヒー豆を売らない(売れない)わけ

こんにちは、SHADE TREEです。

いつもご来店ありがとうございます♥

さて、このごろ特に「家で飲みたいんですが、コーヒー豆の販売はしていませんか?」というお問い合わせを大変よく頂きます。

本当に、ありがとうございます。とても嬉しいです!

 

しかしSHADE TREEではほとんどの場合、

「本日はコーヒー豆の余裕がなくて、すみません(汗)」

というご返答をせざるをえない状況です。

今日はその理由を。

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色々なところで発信していますが、SHADE TREEの店主は林業に携わっていて、しょっちゅう地元の山に入ります。

林業をすると、どうしても「端材」(木のあまり)が出ます。

これを薪にしてコーヒーを焙煎したら、山と街がつながる。

そもそもカフェを始めたのは、そんな思いからでした。

しかし世の中では「薪を動力にした、コーヒーの焙煎機械」などはなく、ようやく見つけたのは、コーヒーを愛する建築士さんがおつくりになる、手動の焙煎機でした。

おつくりになっているのは日本でこちらだけでしょう。

ササキウッドワーク様

なので、コーヒーを作るまでに

  1. 木を伐る
  2. 薪にする
  3. 豆を選別する
  4. 手動で焙煎する
  5. 再度、豆を選別する

という長ーいステップが必要になっています。

 

ビジュアルにするとこのような感じです↓

【SHADE TREEのコーヒーができるまで】

※ 再生すると音が出ます!注意!!

 

薪を作ります
1つ1つ、欠点のある豆を取り除きます。
1回の焙煎、ひたすら焙煎機を手動回転させること30分。 できるのは約400グラム。
最後にひとつひとつ割れや欠け、焦げがないかを確認

 

つまりカンタンに言いますと、「お店でお出しする分の豆を焙煎するのでせいいっぱいで、とても販売するほどの量を作れない」となってしまっているのが、現状です。

 

もちろん焙煎にはもっと早い方法がたくさんあり、そちらのほうが一般的ではあるのですが、林業をやっている以上、薪を使いたいのです。

そして、薪による焙煎でできたコーヒーは、遠赤外線の効果でじっくり火が通り、美味しくなるという実感もあり(科学的証明はできませんが)、このやり方を続けています。

 

ニーズへのご対応ができないことには大変申し訳なさを感じておりますが、このやり方にこだわりたいという想いがあります。

その代わり、お店にいらして頂いた方に対しては「本日コーヒーは売り切れました!」ということだけはないよう、頑張っております。

薪で焙煎したコーヒーをお店で出しているのは、たぶん日本では他にないと思います。
(あったらすみません、教えてくださいませ!!)

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。